むし歯のないお子さまを育てるために

小児歯科日本でも口腔ケアの大切さが認識されるようになり、近年はむし歯のあるお子さまが減少してきました。むし歯は、むし歯菌が引き起こすお口の中の感染症です。小児期にお口の中に細菌が根付いてしまうと、歯みがきを頑張ってもむし歯ができやすくなります。大人になってもむし歯になりにくい歯にするには、この時期からの口腔ケアが非常に重要です。お口の健康を守る口腔ケア指導にも力を入れています。歯ブラシ指導やフッ素塗布のような予防的な処置から仕上げ磨きの指導など、お母さまへの指導も行っています。

●ブラッシング指導
むし歯ゼロのお子さまを育てる第一歩が毎日の歯磨きです。歯科衛生士が、お子さまのペースに合わせて楽しくわかりやすく歯みがきの仕方を指導します。特に小さなお子さまは歯ブラシをうまく動かせないので、握り方や動かし方のコツを教えて歯みがき上手なお子さまになっていただけます。

●フッ素塗布
生えた直後のむし歯のない歯に行うと最も効果的な予防方法です。フッ素で歯の表面をコーティングし、歯を強化します。フッ素には歯の表面を溶けにくくし、再石灰化を助けるなどの効果があり、初期のむし歯を治すこともできます。むし歯予防のために、3〜4か月に1度のフッ素塗布をおすすめします。

●シーラント
シーラントは、奥歯のむし歯を防ぐ予防的な処置です。生えたての永久歯は溝が深く汚れがたまりやすい上に柔らかく、むし歯になると進行も早いです。歯の溝をシーラントと呼ばれるプラスチック樹脂で蓋をすることで汚れがたまりにくくなり、むし歯を防いでくれます。シーラントが取れてしまうと効果がなくなりますので、再度処置を行うことで予防効果が得られます。

カウンセリングをおこなっております

カウンセリングをおこなっております