ドックスベストセメントで今ある歯をできる限り残します!

削らない・抜かない治療

当院のむし歯治療の基本は、なるべく歯を削らない・抜かない治療です。今ある歯をできる限り残すために、ドックスベストセメントを使った治療に積極的に取り組んでいます。

硬い歯を硬い器具を用いて高速回転で削ると、目には見えない小さなヒビができます。その小さな隙間にむし歯の菌が繁殖し、そこから新しいむし歯ができてしまい、再治療の悪循環が生まれます。削らずにむし歯を治すことで、むし歯の再発を防ぎ歯を長持ちさせることが可能になります。また、削ることで生じる痛みや不安も取り除くことができます。まさに理想的な治療と言えるのではないでしょうか。歯を削らずに薬で治す治療法は複数ありますが、ドックスベストセメントを用いた治療では約90%以上が成功しています。

アメリカでドックスベストセメントが開発されてから20年近く経ち、多くの臨床現場で使われるようになりました。その効果は極めて高く、ミネラル成分の銅には殺菌作用があり、その効果は半永久的に持続するといわれています。また亜鉛・リン・鉄・アルミ・酸化チタンのミネラルには、歯質を強化して歯を再生させる働きがあります。

<ドックスベストセメントが適応できるむし歯>
ドックスベストセメントは、神経付近に達したむし歯にも適応できますが、症状によっては治療が難しい場合があります。痛みのない場合はドックスベストセメントを用いた治療が可能ですが、ズキズキとした痛みがある場合は痛みを取り除く処置を優先して、別の治療法をご提案させていただくこともあります。

ドックスベストセメントのメリット

ドックスベストセメントドックスベストセメントの最大のメリットは、歯をほとんど削らずに治療ができ、削る時の痛みがほとんどないことです。むし歯の大きさにもよりますが、痛みのないむし歯ならほとんど対応可能で、さらに神経を残したまま治療ができるので、歯を長持ちさせることができます。また天然ミネラル成分を配合しているので身体にも優しく、お子さまからご年配の方まで、あらゆる方のむし歯治療に対応できます。

ほとんど削らずにむし歯治療ができる
ドックスベストセメントは薬で細菌を殺菌するので、むし歯をすべて削り取る必要がありません。むし歯の菌に感染した歯をごくわずかに削り、ドックスベストセメントを入れてその上から蓋をして完全密封すると無菌状態になり、象牙質が石灰化してむし歯が治ります。原因菌を完全に死滅させることで、むし歯の進行が止まり、歯を長持ちさせることができます。

痛みがほとんどない
ドックスベストセメントを使った治療では、必要最低限しか歯を削らないので、治療中に痛みを感じることはありません。さらに麻酔の注射を使わずに治療ができるので、痛みの不安が強い方でも安心して治療ができます。歯や身体に負担が少なく、どなたでも安心して治療が受けられます。

神経を残せるので歯が長持ちする
これまで、むし歯が神経付近に広がっている場合は、抜髄(神経を取る処置)が必要でした。ドックスベストセメントを使うことで神経近くに達しているむし歯でも、痛みがなければ神経を残したまま治療ができます。これにより神経を保存できる可能性が高くなり、歯を長持ちさせることができるようになりました。

象牙質を再石灰化させます
ドックスベストセメントの主成分は、天然ミネラルです。鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンの相乗効果により、細菌を強力に殺菌して再石灰化させます。永続的に銅イオンを放出するので、高い殺菌効果が得られます。また天然ミネラル成分は人間の身体に欠かせない大切な成分なので、安全性の高い治療です。

カウンセリングをおこなっております

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