歯周病の進行と治療

健康な状態の歯肉はピンク色をしていて引き締まっていますが、歯周病になると歯ぐきが赤く腫れ、歯ぐきから出血し、やがて歯を支えている骨が溶かされていきます。自覚症状がないまま進行していくので、早期発見・治療が何よりも大切な病気です。

歯肉炎歯周病の進行
歯垢(プラーク)の中に潜んでいる細菌の毒素により、歯ぐきが炎症を起こした状態です。歯を磨くと歯ブラシに血が滲んだり、歯周ポケットが深くなり、汚れが溜まりやすくなります。この段階であれば、歯みがきやスケーリングを数回行うことで歯ぐきの状態が安定して、歯肉炎を根治できます。

軽度の歯周病歯周病の進行
歯肉の腫れが大きくなり、歯周ポケットが深くなります。歯の根にプラークや歯石がたまり、歯槽骨の破壊が歯根の長さの3分の1以下の状態です。スケーリングやSRPでプラークや歯石と一緒に細菌を除去します。

中度の歯周病歯周病の進行
炎症がさらに広がり、歯周ポケットがさらに深くなります。歯槽骨の破壊は歯根の長さの半分近くまで大きくなります。スケーリングやSRPでプラークや歯石と一緒に細菌を除去します。場合によっては、歯周内科療法をおススメさせていただくこともあります。

重度の歯周病歯周病の進行
炎症がさらに広がり、歯周ポケットが深くなります。歯槽骨の半分以上が破壊され、歯を支えきれなくなって歯がぐらつきます。この状態になると通常の治療では根治が難しく、歯周内科療法や歯周外科(歯周組織再生療法)の対象となります。

カウンセリングをおこなっております

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