重度のむし歯を根管治療で長持ちさせる

根管治療むし歯が神経まで達すると、根の先にも感染が広がって病巣ができます。さらに進行すると、通常のむし歯治療では治療が困難です。そこで歯を保存するために細菌に感染した神経を取り、根管内(神経の通っている管)や根の先をキレイに洗浄する根管治療を行います。除菌した後に根の先を完全密封することで根管が無菌状態になり、口腔内の細菌が歯に感染するのを防ぐことができます。

通常の治療では歯を残すのが難しい場合でも、根管治療を行うことで歯の寿命を引き延ばせます。とはいえ根の先は複雑に分かれていて、細かい処置が多く処置中の感染リスクの問題等で再発率が高い治療です。当院では再発させない根管治療に取り組み、細かい部分まで配慮した緻密な治療を行っています。

精度の高い根管治療
一般的に、根管治療は治療期間が長いといわれていますが、実際は治療回数が増えると細菌感染リスクが高くなり、成功率が低くなります。根管治療を成功させるには、治療の質を高めて少ない回数で治療できることも大切です。拡大鏡で根管内を正確に確認し、感染リスクを避けるために無菌状態の中で根管治療を進めていきます。症状の改善が見られない場合は、CTで確認することで原因を特定することができます。こうした確実な処置で成功率を高めています。

●拡大鏡を使った緻密な処置拡大鏡
根管治療は細かい作業が伴うため、肉眼だけでは正確な処置をすることが難しい治療です。拡大鏡を使うことで、正確な治療ができるようになります。拡大鏡はメガネタイプの拡大レンズです。拡大鏡をかけて治療をすると、肉眼では見えない細部まではっきり見ることができるので、細かい処置が容易になり、根管内の細菌を確実に取り除くことができるようになります。

●歯根を無菌の状態に保つ
感染リスクを抑えるために、歯の内側に次亜塩素酸を入れた状態で治療をします。次亜塩素酸は15分くらいで細菌が完全に死滅する殺菌力の高い消毒液です。治療後に密封性の高いセメントで仮詰めをすることで感染リスクを防ぎ、少ない回数で効果的な治療を実現します。

カウンセリングをおこなっております

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